桑原皮フ科クリニック桑原皮フ科クリニックは、最新鋭レーザー機器を導入し、お客様に親身になった治療を心がけています。

【漢方薬について(全5タイトル)】

桑原皮フ科で漢方が有用だと思われる疾患について

#1 エクリン汗嚢腫
30~40歳代の女性に多く 顔面(前額・頬・眼瞼・鼻背)に直径1~3ミリの半球状に隆起する健常皮膚色 あるいは淡青色の透見性の小結節が嚢腫状にみえます。本症の本態はエクリン汗腺の真皮内汗管の拡張で腔内に汗が貯留することによって生ずると考えられている。このような症例は、当院では4~5月から9月にかけて発汗により発疹が目立つ時期に毎年数十人の割合で来院されます。当初は皮疹にピオクタニンでマークし局所麻酔後CO2レーザーで治療しておりました。係る症例に対して五苓散が効くのではないかと思い使用したところ著効例が多数みられ、以後多汗の激しい5~9月の間は五苓散を処方するようにしています。五苓散処方の優れた点は手術をしなくても 化粧すればほぼ気付かれないほど改善するのみならず、1年間内服する必要なく限定した期間のみ内服すればいいため患者負担が少なくてすむ事です。エクリン汗嚢腫への五苓散の使用例は当院のみで、他の文献にも報告例はありません。エクリン汗嚢腫について一般には知られていませんが 女性にとっては大変問題となる疾患で化粧しても隠せないなど厄介な面があります。

 

#2 アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎に対して一般的には小青竜湯が有効とされていますが、実際処方した感じでは、確かに小青竜湯が効果のある症例を見て取れますが 鼻閉に有効とされる麻黄附子細辛湯が著効している印象を受けます。

 

#3 抗アレルギー剤の内服により眠気が出現する症例
通常眠気を呈さないといわれる アレグラやクラレチンですら激しい眠気を呈し仕事にならないと訴えるアトピー性皮膚炎の症例に遭遇します。係る症例に対して 当院では大青竜湯(越婢加朮湯・麻黄湯混合剤)を処方することにより 痒みの軽減とともに眠気の出現を予防している効果を認めています。当然大青竜湯はアレルギー慢性鼻炎の患者に対しても著効の印象です。

 

#4 日光皮膚炎
開業当初は黄連解毒湯、ここ数年は麻黄附子細辛湯の処方でそこそこの効果を認めております。

 

#5 結節性痒疹
係る疾患は皮膚科の中でも難治性疾患にあげられ、激しい痒みと慢性 固定性の皮疹が四肢ならびに体幹に播種状に多発する疾患で、
下肢に対しては茵蔯五苓散+竜胆瀉肝湯、
両上肢に対しては茵蔯五苓散+ 越婢加朮湯
頸部・体幹に対しては茵蔯五苓散+辛夷清肺湯に加えナローバンド照射やエキシマ照射で著効例を認めております。
結節性痒疹は、ステロイド内服 ステロイド局注が必要となるケースが多く、抗ヒスタミンの内服 ステロイド外用のみでは治療抵抗性のケースが多数遭遇します。その際、漢方薬の併用と光線治療は患者にとっても症状の改善のみならず皮膚の扁平化をうながし、喜んでもらっています。

 

#6 酒皶
酒皶、いわゆる酒皶性痤瘡は難治性皮膚血管性疾患であり 通常VB2.B6.マクロライドならびミノマイシン等の抗生物質の処方など通常の尋常性痤瘡と同様の処方に加え、当院ではVbeamなどのレーザー照射とアデラビン9号の静注と併用しております。これら治療でも効果が上がるのですが、漢方と診療の田辺先生の記事をみて 部位別の治療を試みてみました。
顔面正中領域には加味逍遥散
顔面縁領域には桂枝茯苓丸
口唇・両頬部には温経湯と処方です。
特に鼻部・鼻唇溝の酒皶には加味逍遥散の処方で有効例が3例認められました。

 

(2015.3.)

 




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