よくあるお悩み 04
掌蹠膿疱症
(しょうせきのうほうしょう)
掌蹠膿疱症は手掌・足蹠に水疱、の
原因
原因としては扁桃腺炎、歯槽膿漏(しそうのうろう)、虫歯、胆嚢炎、慢性虫垂炎、中耳炎、副鼻腔炎などの炎症疾患に伴ってみられ、症例によっては金属アレルギー(特に歯の治療に使用している金属)が原因のひとつにもなります。
特に2か所以上の歯科で治療している場合、合金の種類の違いからますます金属が唾液に溶けやすくなります。
また、喫煙による咽頭炎や喉頭炎も本症の原因になります。喫煙家の方は喉が痛くなくてもうがいをすることを勧めます。
まれに本疾患では、胸部・背部に一致して痛みが出現し、骨に変化をもたらす場合があります。これらの症状が出てきた場合は主治医に報告してください。
治療法
治療としては、紫外線照射および外用処置に加え、漢方薬の処方で効果を上げている症例が認められます。
内服では高濃度のビオチンいわゆるビタミンH、またはビタミンB₇といわれる成分でミヤBMの乳酸菌を併用することによって、もともと吸収の少ないビオチンの吸収を増す治療法です。
外用ではステロイド外用薬、又はビタミンB軟膏を処方します。症例によりメルスモン注射(プラセンタ)を併用し有効な場合もあります。